私が給料上がらない現実に直面したのは、3年前、27歳のときでした。中小企業で営業事務として働き始めて5年、仕事には慣れ、やりがいも感じていました。でも、年に一度の昇給は数百円程度で、ボーナスもほぼ変わらず。物価は上がるのに給料が上がらない状況に、将来への不安が募りました。そんな中、給料の壁を乗り越えようと試行錯誤した体験が、私の人生に新しい視点をもたらしたんです。
最初は、給料が上がらない理由を会社や上司のせいにしていました。忙しい日々の中で、同僚と飲みに行っては愚痴をこぼす繰り返し。でも、ある日、友人が副業で収入を増やしている話を聞き、自分も何かできるんじゃないかと考え始めました。まずは社内で給料アップの可能性を探ることに。上司に相談し、業務改善の提案や新しいプロジェクトへの参加をアピールしました。結果、少額ですが昇給に繋がったんです。ただ、それだけでは足りないと感じ、もっと自分を成長させる必要があると気づきました。
そこで、クラウドソーシングでライティングの副業を始めました。給料が上がらない分、自分のスキルでお金を稼ごうと思ったんです。最初は500円の記事執筆からスタート。慣れない作業で時間もかかりましたが、1本完成するたびに達成感がありました。失敗もありました。納期を読み間違えてクライアントに迷惑をかけたことも。でも、徐々にコツをつかみ、月に2~3万円の副収入を得られるように。給料が上がらないストレスが、行動することで少しずつ軽減されていきました。
副業だけでなく、スキルアップにも挑戦しました。オンラインで簿記の講座を受講し、資格を取得。会社で経理のサポート業務を任されるようになり、給料とは別に手当がついたんです。給料が上がらない環境でも、自分の価値を高めることで道が開けるんだと実感しました。たとえば、副業で得たお金で家族と旅行に行けたときは、努力が報われた気がして嬉しかったです。
今では、給料が上がらない状況を受け入れつつ、自分で未来を切り開く意識が強くなりました。会社に依存せず、転職やフリーランスも視野に入れています。給料が上がらないと嘆いていた頃の自分に伝えたいのは、行動すれば変わるということ。最近は、プログラミングの勉強を始め、将来の選択肢を広げようとしています。給料が上がらない壁は、確かに辛いけど、それを乗り越える過程で自分を成長させられた。これからも、自分のペースで新しい一歩を踏み出していきたいです。